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今村前復興相が「東北でよかった」と言って閣僚を更迭されたことからもわかるように、政治家の発言はひときわ目をひく。
伊吹文明・元衆院議長、今村氏と同じく自民党二階派に属するそうだが、彼がこんなことを先日言ったという話が新聞紙上に出ていた。題して「6つの『た』に注意せよ」。
@ 立場
A 正しいこと
B 多人数
C 旅先
D 他人の批判
E たとえ話
@は、自分はもちろんのこと、聴衆や1対1であっても聞く人の立場を考える
Aは正しいと思っていることであっても、それは人によって違い異なる
B多人数の前で尊大になりやすい。多くの人から見られているということが立場をわきまえず、自分が世界の中心になったかのような錯覚をおぼえるのだろう
C政治家は、地元選挙区や旅先で講演などで招かれることが多いからだろう。知らない土地であってもそうでなくても、つい笑いをとりたい、注目してほしいと思うあまりに話を広げたりすることがある
D政治家ならなおさら、自分の主張を高く掲げたい広めたいゆえに、野党であったり気に入らない政治家であったり批判したくなる
Eたとえ話でも聞く人によっては不快感をあたえることもある
けれど、これは政治家に限った話ではなく、わたしたちにもあてはまることなのではないだろうか。
SNSやフェイスブック、このブログもそうだし、いまや誰もが自由に言いたいことを発信できる。その反面、ウソもホントもわからないまま、伝聞だけで知ったことを発信してしまったり、炎上を招いたりすることもある。
今回の大臣の発言を例にするまでもなく、わたしたちもまた自らの言動に注意し、自らを戒めなくては、と思う。
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