これは差別ではないのか
2016-05-11


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ALS患者の国会参考人“拒否” 自民・民進の主張食い違い
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障害者支援法
審議にALS患者の出席拒否 与党が反対
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本音が見えたといったら言い過ぎだろうか。けれどもどうみても、これは明らかに差別としか言いようがない。

衆院厚生労働委員会で10日に行われた障害者総合支援法改正案を巡る参考人質疑で、当事者として意見を求められていた難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)男性患者の出席が拒否された。拒否理由は「やりとりに時間がかかる」などだそうだ。ALS患者はやりとりに文字盤を使う必要があるなど、コミュニケーションはたしかにたいへんなことだ。しかし、それを知ること、当事者の声を聞くことが何よりも大事であり、政治家のなすべき責任ではないのか。拒否するのはなぜか。
自分たちの都合いい立場で、当事者が声を上げる機会を一方的に拒否するのは、政治のなすべきことではない。正当な理由だろうか。わたしにはそうは思えない。

今回の、この衆院厚生労働委員会でおきたことは、わたしたち聴こえない人たちに置き換えるなら、「手話通訳と読み取りがめんどくさいから、手話通訳も聴覚障がい者、ろう者難聴者の、意見を聞く場を拒否する」というにひとしい。

もう一度いう。
当事者の意見を言う場を奪う、拒否するというのは障がいのない人の一方的な理由であり障がいがある人たちの立場を考えない差別ではないのか。

わたしも社会に出て似たような経験をいくつもしてきた。
ここで触れたことがあるけど、お前のためにだけやっているわけではない、と筆談を断られたことは一度や二度ではない。

あえて言うが、安倍首相がいくら一億総参加、総活性化などといってもわたしは、施策を信用する信頼することはできない。
パラリンピックだ障がい者スポーツだといっても、口先だけではないのかと疑いをもってしまう。

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