昔からあったことだけど
2013-08-02


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ネット依存の中高生、全国に52万人 PCやスマホ没頭
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こういう話はいまになってあったことではなく、昔からよくあった。
たとえばわたしがまだ聴こえていたころ、ウォークマンを聴いて音楽に没頭していたり、ファミコンやらテレビゲームやら徹夜でやっていたり、という具合にだ。
ニュース性がないように思えるかもしれないが、しかしやっぱりネット依存というのは大きな問題だと思う。

それに対する専門家の意見も、昔から言われていることとそんなに変わりない。いわく「スポーツなど、ネット以外の楽しみをもつこと」というように。

けれどふと立ち止まって考えてしまう。
先月に広島であった、少女を7人もの同世代の少女と成人男性が殺害して山中に捨てたという事件は、「LINE」というスマートフォンのネットワークで結ばれた者が起こした事件だった。被害者も加害者も「LINE」を使ってやりとりをし、加害者の中には実生活ではなく「LINE」上でしか会ったことのない、逮捕されて初めて会った者もいた。
いまの若い人は他者から承認されたいという願望が強いそうだ。インターネットでしか人間関係をつくることができない、という人もいる。
そういった「空想」でしか人間関係を築けないのが、ネット依存の大きな問題ではないだろうか。

「キラキラネーム」で患者取り違えの恐れ? 救命医のツイッター苦言に賛否両論
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昨年、手話サークルの学習会で、読み名を漢字であてて表す、という命名が話題に出た。
「宇宙」と書いて「そら」と読む、などの例を挙げたら、年配者から「え、なにそれ」と、驚嘆ともあきれともつかない声が出た。

個人的意見を言えば、わたしも「キラキラネーム」「DQN」と呼ばれる、昨今の子どもにつけられた名前には違和感を隠せない。将来子どもが成長して名前の由来を聞かれたときどう、親は答えるのか。まさか読みの発音がいいから、と答えるのだろうか。それで子どもは納得するのだろうか。つけられた名前は一生ついてまわる。失礼ながら親の感性や知性を問われる場合もあるだろう。

『和文通話表』というのが出てきて思い出した。
アマチュア無線をやっていたころに覚えていたのが、氏名や単語をアナウンスするとき、説明がすぐにできない場合に一字ずつ伝えるやりかただ。たとえば「あさひのあ」「いろはのい」「さくらのさ」というように。
すっかり死語になっていたかと思っていたが、いまでも使われているんだねえ。
これを使えば、まあ伝わらないことはないだろう。

でもやっぱりへんなネームをつけるのがそもそもの問題のはじめだ。
どうしてもわたしくらいの年齢には理解しがたいねえ。

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