言葉は難しい
2007-05-03


言葉を使うことの難しさはわたしの仕事でもよく経験することだけれど、一番身近で実感するのは、病院や銀行などの窓口業務、次に飲食店や病院の看護婦さんではないだろうか。

「患者様」ちょっと違和感 「患者さん」に戻す病院も
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「さま」と呼ばれて悪い気はしないのは、お客さま、などという場合だろう。客という呼び方に悪い印象がないからだ。この患者様、というのは好きこのんで病気になったわけでも病院にかかったわけでもないのに、悪意はないだろうが、バカにされたような印象を抱いてしまう。
クライエントと英語でいうような関係も、上から見下ろされたような、上下の関係で言われたようで、やはりすっきりしない。

では、どう言ったらいいのだろう。
やはり「さん」のほうが親しみを覚える。

なにより、病んでいる人を人として尊敬し、丁重に扱おうかかわろうとする姿勢をみせてくれる医師や看護師に、わたしは信頼を抱ける。
言葉の問題であるとともに、向かい合う人をどういう存在としてみているか、が問われているのではないだろうか。
[commnication]

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