あれからちょうど1年
2017-12-10


禺画像]
今日ははーとふるはんどのけいこ日。

1年前の今日、何があったか。S状結腸がんの手術を受けた日である。
2日前の8日に入院、翌日外科医から妻とともに手術の最終説明を受けてこの日朝から手術のための患者の衣類に着替えて、麻酔をかけられて手術室に車いすに乗って入った。
手術台に上がって「少し部屋が狭いのでからだをしばりますよ」と言われてそのままスーッと眠りについた記憶がある。

ともあれ1年がたった。
まだがんがなくなったわけでも快復したわけでもない。
むしろステージがどれくらいであろうが、再発と向き合うこと。そしてがん患者だからこそいかに生きるかが問われているのだということを忘れないようにしたい。
生きるということは常に意味を問われていることなのだ。

もちろんがんになったからろう者だから答えが出たわけではない。がん患者でありろう者であることは、生きることの意味を問われている、そのきっかけ理由にしか過ぎない。死ぬまで問われていることなのだ。

写真は、ウルトラセブンをモチーフにしたボールペンを手にした、入院中のある日の早朝、朝焼けとともに写した。「ウルトラセブン」をご存じの方ならピンとくるでしょう。モロボシ・ダンが恋人、アンヌに自分の正体を明かして最後の戦いのあと、朝焼けの空を宇宙へ飛んでいく………。

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