生活を守るためと言いつつ
2016-01-27


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わたしもスーパーで買い物をするとき、同じ商品でも、一円でも安いものをと考えている。わたしに限ったことではなく、給料が上がらないのに税金が上がる、こんな世の中ではだれもが生活を守らなくてはならない。
だからといって安いものばかりに飛びつくのも問題である。

長野・軽井沢で起きたバス事故はほんとうに悲劇である。残されたご遺族の思いにはわたしも胸が張り裂けんばかりだ。

バスを利用した学生たちではなく、規制緩和などでバス事業に参入した人たち、さらにはバス運転士の労働環境や待遇を考えず、一円でも安くと、バス会社への費用も削ったり法律違反で請け負わせた旅行会社。

食品の横流し問題も、全容がまだはっきりしないけれど、横流しした会社は食品を口に入れるということがどういうことか理解していなかったのだろうか。
さらにはわたしたちも問われるべきである。たくさんの食品が捨てられる一方で、一円でも安くと、血眼になっていることの矛盾を、わたしたちはどう考えているのか。

ちょっとずれるが、今秋にも犬を飼いたいと思っている。
だが殺処分される犬猫がいる。
ペットショップに行けば今日も多くの人が犬猫を求める。そのうちの何人が最後まで面倒を見てくれるのだろう。
わたしはもし飼うなら、最後まできちんと一緒にいてあげたい。

わたしたちは、生活を守るためといいながら、平気で自分たちの生活をこわしているのではないだろうか。

バス事故で亡くなった15人の尊いいのちとご遺族かかわりのあった方々に慰めといやしがありますように。
とてもつらい出来事が続く。

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