2015 RICE BOWL
2015-01-03


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毎年恒例、これを見なくては年越しを感じないまでになった、アメリカンフットボールの全日本選手権、プルデンシャル生命杯 第68回ライスボウルを妻と一緒に東京ドームで観戦してきた。対戦カードは創部30年目で初めてのライスボウル出場となった富士通フロンティアーズと、4年連続10回目出場、2度目のライスボウル優勝を狙う関西学院大学ファイターズ。
妻はこれが4回目になるフットボール観戦。今回はアメリカ人で高校時代にフットボール選手だった(ポジションはセンターだったというがいまはとてもそうにはみえない!!)妻とわたしの共通の友人を招いて、妻に徹底的に(?)アメリカンフットボールのルールと楽しみ方をレクチャーしてほしい、と依頼した。

試合結果は33−24で富士通が初の日本一に輝いた。
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この対戦に決まってからわたしは学生側と社会人の力量の差、社会人選手にはアメリカ人がいるなどの差があることを理由に、「ライスボウルでこれだけ社会人優位、力量差が生じると、本当の意味での社会人対学生になりえるのかどうか」と論じ、 「来月3日は正念場と言えるかもしれない」と結んだ。
しかし今回は富士通のスタートクオーターバックが、アメリカ人のコービー・キャメロンではなく日本人の平本恵也だった。一方的な差、ワンサイドゲームではなく、どちらに転んでもおかしくない得点結果だった。
今日の富士通が本来の力だったとは言えない、キャメロンが出ていたらもっとオフェンスが機能していたかもしれない、など「タラレバ」的な見方もあろうが、少なくともこの試合を見るかぎりでは、日本選手権としての試合として十分だったと結論を下せる。

一緒に観戦したアメリカ人に意見をきいてみると、今日の両チームはアメリカでは体格差や戦術などで通用するかどうか、疑問だという意見だったが、わたしは、野球とは異なりQBやWRなどひとつのポジションのみに有力な選手が入っただけですぐに向上するとは思えないけれども、事前準備と入念な対策を講じれば、日本人は持ち前のスピードで対応できるかもしれない。
とはいえアメリカと日本では競技人口も底辺からのレベルアップも大きな差があり、日本は五輪などをみて有力な競技に力を入れていく傾向になるだろう。加えて少子高齢化でどの競技も子どもを対象にした競技人口獲得が生き残りを左右するとも言われている。そんななかでフットボールの競技レベルと競技人口を増やしていくか。
大きな課題を与えられてもいる。
[Sports]

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