特別伝道礼拝と講演会
2014-02-02


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今日浦安教会でひらかれた、特別伝道礼拝と講演会。
礼 拝:説教「心の和きものその人は地を嗣がむ」
講演会:「新島八重ものがたり−わたしらしく生きる―」
山下 智子先生(新島短期大学准教授)をお迎えしてひらかれたひとときは、講演会に聴講者が多かったようで、ひさびさにいすが足りないのではないかと思われたほど、盛況だった。

新島八重というと、やっぱり戊辰戦争時代が注目されるだろう。あの大河ドラマで綾瀬はるかさんが演じていたけれど、男女差別があの時代でもとりわけ厳しかった会津藩で、男勝りに髪を切って戦場に飛び込んだのは珍しかっただろう。
けれど、そのあとの、つまり同志社大学をたてた新島襄と出会い、襄が亡くなった後についてはあまり知られていない。篤志看護婦と茶道師範、キリスト教伝道のために余生を送られたことが、大河ドラマでも触れられていない。

山下先生が説教でも講演会でも強調しておられたのは、どんなに差別が強く、バリアが厚かったとしても、自分のため社会のため神様のためにという信仰と思いが強かったからこそ、あのような行動を残してこられたのだろう。

もうひとつ、神さまの友だち、という言葉を行動とともに表していた。
キリスト者だからといって他宗教とかかわらなくていいとかかかわるべきではない、というのはおかしい、と生前の八重は語っていたそうだ。
多様化した価値観がある現代ならともかく、そういった考えは急進的過ぎて受け入れられなかったかもしれない。
けれどわたしは思う。
自分を絶対化し、自分とその価値観だけが通用すると主張しすぎるところに争いや憎しみが生まれる。

神さまがおられるのなら、他宗教にも目をむけておられるはず。いや、おられるのだ。
だから他宗教はもちろん、異なる立場の声や意見にも耳を傾ける謙遜さと相対化を忘れずにいたい。

とても実り豊かな礼拝と特別伝道集会だった。
[church]

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