ホワイトアウト
2013-03-04


禺画像]
小さいころ、札幌市中心部から離れた北区篠路にいたときに、猛吹雪の中に迷ってしまったことがある。いまはかなり住宅が増えたようだけれど、その当時はまだポツンポツンと離れて一軒家が建っていたくらいで、ちょっと足をのばすともう周り一面は雪景色、という感じだった。

ホワイトアウト、方向感覚失う 北海道暴風雪、死者9人
[URL]

東京にいるとまず実感できないことだが、吹雪で前が見えなくなるだけではなく、視界はあたり一面、真っ白な雪ばかりだから、自分がどこにいるのかどこへ行こうとしているのか、冷静なつもりでも判断がわからなくなってしまう。これをホワイトアウトという。
その上に今回報道されているように、低気圧やとんでもない積雪量のため、車で逃げようとして雪に埋もれてしまい一酸化炭素中毒などで亡くなった方もいらっしゃる。
北国出身のわたしは、北国がいかに過酷な環境か、あらためて知った。
知られている限りでは、生命が生存する星としてたったひとつしかない、この地球という星が、いかに過酷な環境か、そしてそのなかでいのちが生きているということの重み不思議さをつくづく感じさせられる。

今回亡くなった方のなかには、娘を守っていのちを落としたお父さんもいたという。亡くなられた方のご遺族の胸中を思うと胸がはりけんばかりだ。
こころからご冥福をお祈りしたい。

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット