20bを超える津波
2012-04-06


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小学校4年生からずっとマンション暮らしのわたしは高層階での生活に慣れているといえばそれまでだが、先月31日に内閣府が発表した「南海トラフの巨大地震による最大クラスの震度分布・津波高の推計結果」は、ショッキングな内容もあって、4月1日の新聞各紙1面トップで大きく取り上げられた。

これまで最高17bとされた津波が、34・4bだという。高知県6都県を20bを超す津波が襲う、というのだから穏やかな話ではない。

アマチュア無線をやっていたころ、すでにマンション暮らしだったが高さを30bくらいあります、とアナウンスしていた記憶がある。いまわたしが住んでいるところも30bはゆうにあるのだが、もしこんな高さの津波が襲ったら、マンションだってどうなるだろう。

もちろん34・4bという数値は「考えられうる最大値」であって、絶対にこの規模だと断定できるわけではない。
しかし、マグニチュード9クラスのあの地震は、あの日まで「起こるわけがない」とたかをくくっていたのに起きてしまった。

そうなるともはや何がおきても「想定外でした」などというのは言い訳に過ぎなくなってしまう。

わたしがよく足を延ばす有楽町や卓球練習で立ち寄った田町の山手線ガード下。
冷静に考えてみると、危険だと思ったことが何度もある。新幹線が高速で走っていく振動を感じることもあるのだが、もし地震で線路や橋脚が折れたり崩れたりしたらどうなるか。そのとき近くを歩いていたら。

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