Emotional finish オーナーにささげる勝利
2011-10-10


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オークランド・レイダーズ対ヒューストン・テキサンズ戦 スコア・ボックススコア・スタッツ
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オーナー死去後、しかも遠征での最初の試合。これほどタフな試合はないだろう。
NFL第5週、ヒューストンに遠征してヒューストン・テキサンズと対戦したわがオークランド・レイダーズは前半劣勢に立たされながら、後半ひっくり返したものの、最終クオーター、自陣8ヤードまで進められて、一発タッチダウンパスをくらえば逆転負けというシチュエーション。テキサンズのQBマット・シュワブが左サイドへ走ってレイダーズディフェンスマンカバーが空いたはずのエンドゾーンへ投げたパスをレイダーズのSマイケル・ハフがインタセプト、劇的な展開で勝利をものにした。ファイナルスコアは25−20。

Wk 5 Can't-Miss Play: Emotional finish
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試合終了直後、レイダーズのHC、ヒュー・ジャクソンはカメラマンなどの人目もはばからず泣き伏し、貴賓席にいたアルの息子、マイク・デービスはやはりタオルを手に号泣していた。

オークランド・レイダーズ対ヒューストン・テキサンズ戦 動画
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アル・デービスというともうひとり、MLBニューヨーク・ヤンキースのオーナーだったジョージ・スタインブレナーを思い出す。どちらも強烈な個性の人柄だった。ちなみにスタインブレナーは白人だが、デービスはユダヤ系だそうだ。
スタインブレナーと故ビリー・マーチンの確執は有名だし、レイダーズは名誉の殿堂入りした名RB、マーカス・アレンを嫌ってか、なんとライバルチーム、カンファレンスを同じくするカンサスシティー・チーフスへ放出した。カンサスシティーがオークランドにやってきたときはデービスよりアレンへの声援が多かったそうだ。

だが、共通しているのは所有しているチームはもちろん、スポーツへの愛情にかけては誰よりも強く大きかった。ともにキャンプに顔を出しては選手へ声をかけていたし、チームが強くなかったら、チャンピオンシップに出なければ誰をも許さなかった。チーム編成、ドラフトやフリーエージェントなど、選手獲得にまで口を出すのにはへきえきしていたけれど、やっぱりチームが好きだったからだよね。いなくなってしまうとその存在の大きさに気づく。

それだけに、2003年1月26日、第37回スーパーボウルでレイダーズが負けたことはショックだったろうな。

レイダーズのホーム球場は建設からもう40年以上たっていて、移転のうわさが絶えない。でもわたしはどこに行こうとも、黒と銀のチームを愛している。
Mr.Davis。天国で見守っていてください!
Just win Baby!
[Sports]

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