手紙に、胸を打たれた
2010-08-27


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手話ひとり芝居『つるの恩返し』の最終けいことご指導をいただいたあと、いつものように居酒屋で過ごす。

さて、いま地球の反対側でとんでもない事故が起きている。
南米チリ北部のサンホセ鉱山で落盤事故が起き、33人の作業員が地下700bに閉じ込められたのだ。宇宙空間や閉所、密閉空間などでの生活方法について詳しいというアメリカ航空宇宙局(NASA)に協力を求めるほか、救出作業にとりかかっているが、あまりの深さに、救出まで4カ月かかるという報道もある。前代未聞のことだが、そんなに長期間地下に閉じ込められて大丈夫なのか。
今日の朝刊に、そんななかでの希望や精神的支えには何が大切かと問われて識者が「手紙が一番よい」と答えたという記事があった。

前代未聞の救出計画、地下700m「早く戻って」 チリ
[URL]

地上の家族へ笑顔送る チリ落盤事故、作業員の映像放映
[URL]

たまたま偶然だろうが、今日の全国紙を含む、103の新聞に『紙があってよかった』という広告が出ていた。
これは日本新聞協会の特別企画で、5つの製紙会社の社名と、手塚治虫さんのまんが『燈台鬼』の下書き(ネーム)一部(1973年)と、野口英世さんのご母堂シカさんが、息子へあてて書いた手紙の一部(1912年)が掲載されていた。
野口英世さんというと、医学者であり身体障碍者でありアフリカへ渡り、病気の研究の末、亡くなったという生涯にひかれる。
しかしここでは、ふだん書くことがなく忘れていた文字を思い出しながら遠くにいる息子へあてて書いた手紙に、胸を打たれた。
[commnication]

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