不粋な網
2007-11-19


禺画像]
仕事を終えてから、東京ドームで、社会人アメリカンフットボールリーグの「ファイナル6」トーナメント戦、オービック対鹿島建設の試合を観戦してきた。
本当は7月のワールドカップで初めて使うつもりだった、2ギガバイトのコンパクトフラッシュと、最大500ミリの望遠レンズ、突然の電池が切れてもいいように予備の電池も。そして一本脚のカメラスタンド。客席からとはいえ、撮影するにはこれで十分だった。

512メガバイトと2ギガバイト、合わせて500枚くらい撮影しただろうか。ホワイトバランスやシャッタータイミングなど、まだまだだけれど、いいショットも撮れたと思う。

東京ドームはもともとは野球以外のスポーツのためにもつくられた、多目的スタジアム。何度も観戦に行って、やっぱり不粋だと思うのは、内野席にまで張られている防護網だ。
アメリカでもフットボールと野球の兼用スタジアムもまだいくつかあるけれど、基本的にはバックストップ(和製英語でいう「バックネット」)以外は網はまったくない。フットボールの場合はキックされたボールが客席に飛び込まないように、両エンドゾーンにキックの場面に限って網を張ることはあるけれど、ほかはまったくみたことがない。なぜ網がないのか。観戦に邪魔なだけではなく、たとえば野球のファウルボールが飛び込んできてお客さん同士で奪い合いになることはあっても、お客さんを守るためにあるのではない。逆にボールがいつ飛び込むかわからないからこそ、試合にもボールにも集中してほしい、ある意味でボールから身を守るのは網ではなく、自己責任というのだときいたことがある。

ホント不粋で邪魔なことこのうえない。
来年、ボストン・レッドソックスとオークランド・アスレチックスが来日して公式戦をひらくそうだけれど、そのときは、あんな網など撤去してほしいものだ。

写真はドームそばにあったイルミネーション。
まだ11月だというのにもう、クリスマスをイメージさせて点滅している。
気が早い、せっかちというか。

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