またいじめで……
2006-11-24


またいじめによる生徒の自殺者が出た。

いじめをした当事者はあとになってきいてみると「覚えていない」という。経験者は「そんなものだ」と軽くいうけれど、いじめられた当事者である側にしてみれば、いくら向こうが忘れていてもこっちは一生忘れることができない。
第2次世界大戦の、アジアに対して行った侵略行為を、された側が絶対に忘れることができないのと同じ構図だ。

わたしも中学時代にひどいいじめにあい、一度だけ誘われた同窓会もきっぱり断った。たぶんこれからも一生誘われても、断り続けるだろう。
一度だけ再会した、当時の同級生から「ひどいいじめをしてごめんなさい」と謝られた。そのときは相手はひとりだけだったから、許すことができたけれど、彼女以外の、いじめに加担した側からはまったく謝罪の言葉はない。

踏まれた側は一生傷つく。踏んだ側は覚えていないとしてもだ。

いつになったらなくなるのだろう。
こんな悲しいニュースはもう、たくさんだ。

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