ひとのこころ
2006-06-05


人のこころはお金で買えると豪語した社長がいた。
 ぼくは人様のお金を預かるファンドマネジャーだと言った人がいた。

 思うのだけど、お金ほど人のこころを惑わし狂わせるものはない。
 そしてお金に目がくらむほど、顔の表情も目つきもだんだん醜くなってくるのではないだろうか。

 欲望は生きている以上ついてまわるし、避けられないものだけれど、人の顔を美しくすれば醜くもするような気がする。

 いったいこの国はどうなってしまったのだろう。
 まじめにひたむきに生きている人が大切にされず、金もうけやあぶく銭で生きることがまっとうだと思われるようなこの国のありさまは、醜くてしょうがない。

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